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TOJ#5 南信州 [レース観戦2017]


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雨音で目覚める飯田の朝。
今日はひたすらとほほな徒歩移動。

ということでスタート地点の飯田駅には向かわずにコースへ直行。

雨は降っているがずっと歩いていると汗ばむ蒸し暑さ。
フィニッシュ地点から天竜川沿いを歩き、ラストラップには強烈な位置取り争いが繰り広げられる水神橋を渡る。
橋を渡るとすぐにコントロールラインだ。そこから登り口を目指してとぼとぼと歩く。

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1周目、集団はひとつ。
先頭は総合リーダーのニッポ、マルコカノラ。
今日は12.2キロのコースを10周。
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本格的な山岳がスタートし、初日のプロローグや序盤のスプリントステージで上位に入ったスプリンター勢はそろそろ退場し、山男達が上位に顔を出してくる。

2周目には逃げが決まり、レースは落ち着いた展開に。
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昨日の逃げで山岳賞をほぼ手中に収めた初山翔がそのジャージを盤石なものにするため今日も逃げる。
逃げの8人と集団とのタイム差は2分弱といったところ。

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イランのレジェンド、タブリーズのミズバニはコンディション不良か早くも大きく遅れリタイア寸前。
すでに4人リタイアしているトレンガヌのスルヤディも遅れトレンガヌは残り一人に。
ただでさえ厳しいコースにこのコンディション。TOJサバイバルが始まった。


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KOM手前。3周目も先頭は変わらず。

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1分40秒差のプロトンはキナンがコントロール。山本元喜が逃げに乗っているがこちらは抑えか。
雨は小降りになり傘もいらないほどに。
ここの下りはかなりテクニカルで、集団が割れてしまうこともよくある。雨が降っていればなおさらリスクは上がるので選手もありがたいだろう。尤もそれを活かすべく牙を研いでいた選手もいただろうが・・・。

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雨宿りしていた商店の軒先に古いオロナミンCのポスターが貼ってあったので近づくとなんと張本勲であった!いつのやねん!ニシゾノに喝!


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4周目、タイム差は2分ちょうど。やはり山本元喜は抑え役な感じ。
逃げたがりな選手なので本人は少々不本意かもしれない。

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プロトンはそのキナンが牽引。先頭のジャイクロフォードの傷跡が痛々しい。昨日からこの顔だったのでいなべか京都で落車したのだろうか・・・。

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(誰か面白いことを言ったらしい)

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一定ペースで続いているように見えるレースだがやはり強度は高いようで、牽引を終了したキナンの選手以外にも遅れる選手が増えだした。
回収車に追い立てられるように登っていくブリッツェン小野寺、愛三住吉らは完走は厳しいか。


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5周目に先頭に動きが出る。
抑え役だった山本元喜が逃げから離脱。このまま降りていき集団の牽引に加わるようだ。

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1分30秒まで詰めてきたプロトン。
小さくなってきた集団からはブリッツェン飯野、アンカーダミアンモニエらも遅れてしまう。


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徒歩でフィニッシュ地点まで行くことを考えそろそろ下り出した6周目、前から降ってきた山本元喜が牽引に加わったプロトンは1分20秒差。
その前のラップで椿、クロフォードが遅れていったので牽引役の補充だったようだ。

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プロトン後ろにはグルペットが形成。
ここにアンカー石橋、モニエ。マトリックス吉田隼人。シマノ西村などが入る。
結構入ってる海外勢が全然わからなくてすまんな・・・。
先ほど遅れた飯野はこれより更に後ろの小集団。レース中盤でこの位置は厳しそう。
序盤から遅れている小野寺は回収寸前。


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登り直前の7周目。キナンに加えアイソウェイが牽引に加わったプロトンは縦に伸びているがタイム差は少し開き2分ちょうどに。
ほぼ止んでいた雨も再び降り始めペースアップする集団に打ち付ける。

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30秒差で総合8位とブリッツェンでは最も上位に付ける若手スプリンターの岡がこのペースアップに千切れる寸前。
チームは同43秒差の24位に付ける雨澤をエースと位置づけたか集団内で鈴木譲がサポート体制。
厳しいが何とか自力で付いていくしかない。


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8周目、コントロールライン後の登り返しから一旦下るポイント。
先頭は5人になっている。捕まることを意識してかややまったりムードが漂う。
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ここまでプロトンをコントロールしてきたキナンは姿を消し、先頭を牽くのはアイソウェイ。タイム差は1分10秒。


そして9周目に入るコントロールライン。
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入部と初山も離脱し先頭は3人。

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マトリックスも牽引を開始した集団は40秒差。
最後の攻撃を前に泳がせているところであろうか。

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「リードアウトが板に付いてきた」というゾノ。
例年小集団のスプリントになるこのステージ。しかもフィニッシュ前は1.5キロの直線とあってリードアウト役もかなり大事になるコース。
おそらくステージを狙うことになる鈴木龍を連れて行けるかが腕の見せ所。
そして重量級スプリンターのアベラストゥリもここまでメイン集団に残っている。ラストラップの攻撃をしのぎきれるか。

そして僕は10周目を観ずに水神橋を再び渡りフィニッシュ地点へ。徒歩なので・・。


会場の実況では右京のプジョルが単独アタックとの報。
牽制してる間に逃げ切りみたいなのはやめてくれ・・・と2日連続で願うが、2日連続で集団はしっかりと吸収。
雨も上がり、ウエットな路面でのスプリントに。

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俺だ俺だとふたりでガッツポーズをするニッポのカノラと右京のアール。
その後ろにブリヂストンのジャージ。
おお!ドラゴン鈴木いい順位やんけ!と一瞬思うがどうも様子が違う。
あのサングラスは・・・ゾノ!!!

まじかよ!トップ5くらいだったぞ!ゾノさんが!スプリントで!と慌ててビジョンを確認。
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4位!あのゾノさんが!スプリントで4位!(失礼)

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ダブルガッツポーズの結果はニッポのマルコカノラの勝利。ネイサンアールはガッツポーズ損に。

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総合リーダーも当然カノラ。

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今日の勝利でポイント賞もアベラストゥリからカノラへ。

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山岳賞は初山翔。今日の逃げでも2回の山岳ポイントをトップ通過し、これで山岳賞確定。
TOJで総合山岳賞を獲得した日本人は20年ぶり。第2回TOJの住田修以来とあって注目度は高い。
ここまで全ステージで逃げに乗っており、どん欲に攻めた結果が出た。

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新人賞はバーレーンメリダのイヴァンガルシア。


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シャンパンファイトは飯田特産のアップルシードルで行われたが、カノラはスポンサー様ファンティーニ社のものを選択。
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表彰を待つように雨が降り出した飯田。
明日は富士山。
最終問題は得点10倍でーす!ええっ今まで正解してきた意味・・的ステージ。

この飯田~須走はおそらく最も長いステージ間移動なはずだ。
南アルプスをぐるりと迂回し夕刻に須走に着くと再び土砂降りの雨。
迷彩服とレース関係者しかいないローソンで買い物を済ませると・・・寒い!
Tシャツ短パンではかなり涼しい。明日も変わらず雨予報なのであざみラインは厳しいコンディションになりそうだ。


2017/05/25 TOJ #5 南信州
2017/05/25 TOJ #5 南信州 by (C)offcourseyass

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