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TOJ#6 富士山 [レース観戦2017]

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今年からJBCFのヒルクライムが併催され、スタート時刻が遅くなった第6ステージ富士山。
今までより2時間遅い12時スタート。
5合目行きのバスは11時40分発車とかなり余裕を持ったスケジュールに。
というか余裕がありすぎて朝の時間が余りまくる・・・。
結果何をするでなし、ジムニーの狭い車内でしこしこブログを書いていたのであった。

天候はというと朝から雨。
5合目付近の気温は4℃などという恐ろしい情報も流れてくる。
過去2年の富士山観戦の経験上、
「言うほど寒くない。むしろ動き回っての撮影なら半袖で充分。※なお晴天に限る」
という山を舐めきったデータを元に準備を行っているので一応持ってきた長袖のシャツしかない状況。
な、なーに野辺山も生足で出た男よ・・・と震え声でバスに乗り込む。

雨こそ小降りにはなったものの霧が濃い。
登れば登るほど車窓は見えなくなってくる。
これはワンアタックで視界から消えるレベルだ。

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はい。こちらバスが着いた直後の5合目駐車場になります。
これに加え小糠雨がまとわりつくように降りしきる。幸い気温は大した寒さではないが、厳しいコンディションに変わりはない。

さて時刻は12時を過ぎている。コースレコードは38分台なので、あと30分ほどでトップが来るはずだ。
残り500メートルあたりまで下り選手を待つ。

電波状況は非常に悪く、ツイッターの速報も途切れ途切れにしか入らないが、どうやら2年連続で右京のオスカルプジョルが先行しているようだ。

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先導車が霧の向こうから現れる。
5合目の駐車場も限られるため、このステージは関係車両も必要最低限にまとめられている。
先導車が1台来るとすぐにレースがやってくる。

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たくわえた髭で霧を切り裂きプジョルがトップで通過。
息づかいこそ荒々しいがそのペダリングは軽い。ここはラスト500メートルにして最も勾配がきついポイントなのだがそれを感じさせない走りだ。
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自慢のソックスには「FULL GAS」の文字。
トライアル好きにはおなじみのスペイン語。アクセル全開!のスラングだ。
その通り全開で駆け抜けたプジョルは、この荒天の中昨年出した自己ベストに2秒差の38分50秒で優勝し、TOJ2連覇へ向け総合でもトップに立った。
この日30分台で登ったのは彼ひとりだった。

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1分半ほど遅れて2番手はタブリーズのポルハーシェミー。

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3番手はこちらも右京のネイサンアール。
ジェネシス時代の2013年にTOJ修善寺でステージ優勝。その後チームスカイに加入しドラパックを経て今年から右京へ。
そのエリートコースな経歴に偽りはなくプジョルを強力にアシストしての3位。

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4-5番手はアイソウェイのキャメロンベイリーとマトリックスのホセ。

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その後ろも海外勢が続く。

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2014年のTOJを席巻したミル様ことポルセイェディゴラコールは10位でフィニッシュ。
不調・・・というかチューニングに失敗したというk(それ以上いけない

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更にキナンのトマルバ。右京のベンジャ、ニッポサンタロミータと続いたところで間が開いたのかチームカーの隊列が。
しかしそろそろゾノが現れるんじゃないかなあと思っていた僕としてはそんなにタイム差開いているのか?という思い。
そしてその不安は的中し、隊列の間からゾノが現れる。

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イン側で渋滞する車列を大外から抜いていくことを強いられるダミアンとゾノ。
序盤にアタック合戦があり先頭集団がかなり先行したようだが、このコースでこんなに車列上げたコミッセールもどうなんですかね・・・。
その序盤のアタック合戦でペースを乱されたゾノに追いついてきたダミアンが途中からペースメーカーとなり、チームメイト同士の編隊飛行でフィニッシュへ。
ダミアンモニエは14位、それでも日本人トップとなったゾノは15位。

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そして日本人2番手の17位は宇都宮ブリッツェンの雨澤毅明。ヤングライダーでは全体の2番手。

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ニッポの中根英登が日本人3位の19位。


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踏み倒すジャパンナショナルの山本大喜。こうやって登ってくれるとこちらとしても撮り甲斐がある。

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シマノの入部と湊もチームメイト同士でフィニッシュへ。
入部のバイクになかなか容赦ない角度でカメラが付いている。

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フィニッシュ地点へ登っていくとますます霧は濃くなり、近くに来ても誰が誰やら。

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昨日山岳賞を決めた初山は今日は休養でマイペースに登る。
これ、初山と飯野なんですよ。僕もすぐ横を追い抜いていくまで気づかなかったけれど。

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TOJカメラ目線シリーズその3。

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ようやく長い長いあざみラインが終わり楽しそうな山本兄と横山コータ。


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毎年思うことだが、コース上のどの地点よりもフィニッシュラインから駐車場までもこの登りが一番キツイ気がする。


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「序盤ヒルクライムとは思えない信じられないようなアタック合戦がありどこまで付いていけるかのチキンレース状態になった。
血を吐く思いをして登ったのに43分台(※記録は42分50秒)というクソみたいな走りをしてしまった・・・」
というゾノ氏。

とはいえ2ステージ連続で日本人トップでフィニッシュ。
総合こそひとつ落としたものの日本人トップの12位でトップ10は狙える位置に付ける。

明日は修善寺。番狂わせもあり得る総合争い最後の山場に挑む。
僕は仕事に挑む。


・・・ということで僕のTOJ週間はここで終わる。
初観戦の美濃から3ステージ追ったが、これはレース帯同の自己最高記録であった。
TOJ全体からみれば半分にも満たないとはいえ、やはり3日間も観ると自分もレースの一員になったような気がしてとても楽しかった。

結局第20回のツアーオブジャパンは修善寺で総合が動くことはなく、オスカルプジョルが2連覇。西薗良太は日本人最高位の12位で幕を閉じた。

シーズンも半ばにさしかかり熊野、そして全日本と重要レースが目白押しな初夏は続く。


2017/05/26 TOJ #6 富士山
2017/05/26 TOJ #6 富士山 by (C)offcourseyass

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