TOJ#4 美濃 [レース観戦2017]
最後にブログを更新したのが8ヶ月前であるとか、
その内容が201“5”年のシクロクロスであるとか、しかも「その1」であるとか、
よいではないか。
そのような些細な過去に縛られていて発展は果たしてあるのだろうか。
いや、ない。
我々は時の流れに身を任すことしかできない。
ひと月が瞬く間に過ぎ去る時の激流にもてあそばれる一艘の小舟。
そんなこのブログをまた書くことにしました・・・。
世間ではゴールデンウィークと呼ばれる5月はじめの大型連休に馬車馬のように働いたため降って湧いた5月後半の連休。
火曜から金曜までお休みなので今年のTOJは水曜の第4ステージ美濃から3ステージ帯同することに。
火曜も第2ステージいなべがあったのだが移動を考えるとムリなので火曜はおとなしく移動日に。
第4ステージの会場からほど近い郡上八幡に宿を取り、火曜の午後は観光としゃれ込もうと思ったのだが、月曜の仕事相手のCPUボードくんが全く言うことを聞いてくれず2時半くらいまで仕事をしていた上に翌朝も仕事が残っていたので結局午後からジムニーで岐阜へ。
新東名~東海環状~東海北陸をつっ走り郡上八幡へ到着したのは21時であった。かなしい。
翌日のコースはおろかスタート時間すら調べていなかったので一夜漬けで頭にたたき込み、即就寝。
観光地郡上八幡のそこそこ立派なホテルをルートイン扱いである。
翌朝は雨であった。
1周21.3キロのコースは自転車で回りながら撮るしかないのでくじかれる出鼻。
郡上八幡からは30分ほど。長良川沿いの山中にある美濃和紙の里会館がフィニッシュ地点になる。
幸いにも小降りなので意を決してパレードスタートのうだつの上がる町並み、旧今井家住宅前へ。
長良川沿いに下り20キロほど。
付いてる?うだつ。
上がってぬ?
上がってぬなら、上がってく?
ということでうだつの上がる男リョータニシゾノ登場。
ブログが冬眠状態で書いてなかっただけで4月のツールド栃木で会ってるのでそんなに久しぶりではない。
やはりこういうステレオタイプな“和”は外人受けがよろしい。
ステレオタイプなニンジャに囲まれる野寺さん。
今回のレースは歌唱力が問われるレースとなった。
さてスタート前に撮影ポイントへ移動開始。
スタート地点から6キロほど。スプリントステージであるここ美濃の唯一の山岳ポイント手前の坂でレースを待つ。
TOJは昨年からAbemaTVでの生配信がされており現地での展開の把握が容易に。
なんというか便利すぎて目の前に選手が現れるまで誰が逃げているのかわからないあのワクワク感は全くなく、言ってみれば映像の確認作業のような観戦になってしまうが、撮る事を考えるとまあありがたいと言えばありがたい。
そのありがたい中継によると、アクチュアルスタートと同時に山岳賞ジャージを着るアンカー初山とジャパンナショナル孫崎が飛び出したようだ。
果たしてその2人が目の前を通り過ぎていく。
集団との差はまだほとんど無いが、リーダーチームのニッポが蓋をし談笑しながら登っていくなど完全に容認モード。
21.3キロの周回コースを6周回で争われる第4ステージだが、周回コースの半分あたりでパレードコースが合流するのでこの周回は便宜上0周目となり、コントロールライン―美濃和紙の里会館前―を超えてからが1周目スタートの実質6周半、139.4キロが今日のフルコースとなる。
各務原がほど近いので上空をヒコーキが飛んでて楽しい。飛行開発実験団のF-2初号機や!
1周目に入り逃げは完全に容認された。2人ならば捕まえるのも容易い。今日はスプリントステージなので終盤までこのまま落ち着いた展開が続くだろう。
山岳賞を決めたい初山。
タイム差は6分弱。ニッポを先頭にまったりと登っていく。
アダムハンセン的なゾノ。しかしまだ恥じらいが感じられる!
これくらいやって欲しい。野寺さん!教育を!
2周目。少し下り登り始める手前。タイム差は更に開き7分45秒。
野良仕事のついでに観に来たような地元のばあちゃんの語尾が「みゃー」「てゃー」で笑ってしまう。
3周目、自転車を飛ばし更にコースを遡上。
長良川沿いから離れ国道へと右折していくポイント。タイム差は8分。
集団先頭にはユナイテッドヘルスケア、愛三、アイソウェイが出てくるがまだまだのんびりムード。
さて、レースも半分にさしかかりそろそろフィニッシュ地点へ向かいたいところだがここで問題発生。長良川沿いの道がまさかの徒歩でも通行禁止。
一旦川向こうへ渡り、大きく蛇行してから戻ってくる無慈悲な迂回路を下ハンでぶん回す。
先日のツールド栃木や那須の全日本もそうだったが、ラインレースや大きな周回コースの複数地点で撮ろうと思うとこちらもレースである。
だいたいにおいてプランを練る段階ではアップダウンについてはさほど考慮しないというか、自分の脚を過信しているというか、あの冬場のマイクロバーストはCXではなくこの為の練習だったのではないかと思うくらい結構マジメに追い込まれるのである。
5周目、コントロールラインから2キロほど下った地点にたどり着くとレースに動きが出ていた。
山岳ポイントを全て獲り今日の仕事は終わった初山が集団に戻り、孫崎のひとり逃げに。
タイム差は2分弱。
スプリント系のチームが先頭に集まりだし徐々にペースアップ。吸収は目前というか中途半端に吸収してカウンター行かれてもやっかいなので生かさず殺さずといったところ。
(炎上案件)
と思ったけどユナイテッドヘルスケアの選手はオルガナイザーのクルマに付いてるのでメカトラ復帰かしら。
この周回はクールに決める野寺さん。
フィニッシュ地点までは登り基調な上にさっきの迂回で完全に脚が終わっているがここまでくればこっちのもの。
よれよれで美濃和紙の里会館にたどり着くと、レースはラストラップへ。
キナンの椿がひとり飛び出しているが差はない。
プロトンもペースは上がるが、まだ組織的に追うチームは無い。
山岳ポイントがフィニッシュ5キロ手前なのでそこでの総攻撃に各チーム備えているところだ。
再び爆音。この音はF-2じゃないぞ!ファントムだ!J79サウンドや~。
岐阜には確か唯一の未改造EJがいたはずだがさすがにそこまで判別は出来ないね。
レースは散発的にアタックがかかるも数少ないスプリントステージを逃してなるものかとスプリンターチームが吸収し集団スプリントへ。
この段階でチームメイトがガッツポーズしてるのが凄すぎる。完全にハマった確信があったのだろう。
その通り圧倒的なスプリントでステージを制したのはチーム右京のジョンアベラストゥリ。
強すぎる。元エウスカルテルのエーススプリンターやからね・・・。
レース直後にクリートの調整をする鈴木譲。なにか気になったから忘れぬうちにといった感じか。
明日からは山岳ステージが始まり、いよいよ総合争いが激化する。
スプリンターが東京まで生き残れるかのサバイバルも・・・。
天気予報では明日は一日雨。慈悲はない。
イラン勢は下りが下手だと昔ゾノさんが言ってた気がしたので日本人的には有利かもしれないが、こちらは自転車で巡るのはあきらめて方がよさそうだ・・・。
ふたたびジムニーを駆り、飯田へ。
明日は第5ステージ。南信州。
写真です。
2017/05/24 TOJ#4 美濃 by (C)offcourseyass
その内容が201“5”年のシクロクロスであるとか、しかも「その1」であるとか、
よいではないか。
そのような些細な過去に縛られていて発展は果たしてあるのだろうか。
いや、ない。
我々は時の流れに身を任すことしかできない。
ひと月が瞬く間に過ぎ去る時の激流にもてあそばれる一艘の小舟。
そんなこのブログをまた書くことにしました・・・。
世間ではゴールデンウィークと呼ばれる5月はじめの大型連休に馬車馬のように働いたため降って湧いた5月後半の連休。
火曜から金曜までお休みなので今年のTOJは水曜の第4ステージ美濃から3ステージ帯同することに。
火曜も第2ステージいなべがあったのだが移動を考えるとムリなので火曜はおとなしく移動日に。
第4ステージの会場からほど近い郡上八幡に宿を取り、火曜の午後は観光としゃれ込もうと思ったのだが、月曜の仕事相手のCPUボードくんが全く言うことを聞いてくれず2時半くらいまで仕事をしていた上に翌朝も仕事が残っていたので結局午後からジムニーで岐阜へ。
新東名~東海環状~東海北陸をつっ走り郡上八幡へ到着したのは21時であった。かなしい。
翌日のコースはおろかスタート時間すら調べていなかったので一夜漬けで頭にたたき込み、即就寝。
観光地郡上八幡のそこそこ立派なホテルをルートイン扱いである。
翌朝は雨であった。
1周21.3キロのコースは自転車で回りながら撮るしかないのでくじかれる出鼻。
郡上八幡からは30分ほど。長良川沿いの山中にある美濃和紙の里会館がフィニッシュ地点になる。
幸いにも小降りなので意を決してパレードスタートのうだつの上がる町並み、旧今井家住宅前へ。
長良川沿いに下り20キロほど。
付いてる?うだつ。
上がってぬ?
上がってぬなら、上がってく?
ということでうだつの上がる男リョータニシゾノ登場。
ブログが冬眠状態で書いてなかっただけで4月のツールド栃木で会ってるのでそんなに久しぶりではない。
やはりこういうステレオタイプな“和”は外人受けがよろしい。
ステレオタイプなニンジャに囲まれる野寺さん。
今回のレースは歌唱力が問われるレースとなった。
さてスタート前に撮影ポイントへ移動開始。
スタート地点から6キロほど。スプリントステージであるここ美濃の唯一の山岳ポイント手前の坂でレースを待つ。
TOJは昨年からAbemaTVでの生配信がされており現地での展開の把握が容易に。
なんというか便利すぎて目の前に選手が現れるまで誰が逃げているのかわからないあのワクワク感は全くなく、言ってみれば映像の確認作業のような観戦になってしまうが、撮る事を考えるとまあありがたいと言えばありがたい。
そのありがたい中継によると、アクチュアルスタートと同時に山岳賞ジャージを着るアンカー初山とジャパンナショナル孫崎が飛び出したようだ。
果たしてその2人が目の前を通り過ぎていく。
集団との差はまだほとんど無いが、リーダーチームのニッポが蓋をし談笑しながら登っていくなど完全に容認モード。
21.3キロの周回コースを6周回で争われる第4ステージだが、周回コースの半分あたりでパレードコースが合流するのでこの周回は便宜上0周目となり、コントロールライン―美濃和紙の里会館前―を超えてからが1周目スタートの実質6周半、139.4キロが今日のフルコースとなる。
各務原がほど近いので上空をヒコーキが飛んでて楽しい。飛行開発実験団のF-2初号機や!
1周目に入り逃げは完全に容認された。2人ならば捕まえるのも容易い。今日はスプリントステージなので終盤までこのまま落ち着いた展開が続くだろう。
山岳賞を決めたい初山。
タイム差は6分弱。ニッポを先頭にまったりと登っていく。
アダムハンセン的なゾノ。しかしまだ恥じらいが感じられる!
これくらいやって欲しい。野寺さん!教育を!
2周目。少し下り登り始める手前。タイム差は更に開き7分45秒。
野良仕事のついでに観に来たような地元のばあちゃんの語尾が「みゃー」「てゃー」で笑ってしまう。
3周目、自転車を飛ばし更にコースを遡上。
長良川沿いから離れ国道へと右折していくポイント。タイム差は8分。
集団先頭にはユナイテッドヘルスケア、愛三、アイソウェイが出てくるがまだまだのんびりムード。
さて、レースも半分にさしかかりそろそろフィニッシュ地点へ向かいたいところだがここで問題発生。長良川沿いの道がまさかの徒歩でも通行禁止。
一旦川向こうへ渡り、大きく蛇行してから戻ってくる無慈悲な迂回路を下ハンでぶん回す。
先日のツールド栃木や那須の全日本もそうだったが、ラインレースや大きな周回コースの複数地点で撮ろうと思うとこちらもレースである。
だいたいにおいてプランを練る段階ではアップダウンについてはさほど考慮しないというか、自分の脚を過信しているというか、あの冬場のマイクロバーストはCXではなくこの為の練習だったのではないかと思うくらい結構マジメに追い込まれるのである。
5周目、コントロールラインから2キロほど下った地点にたどり着くとレースに動きが出ていた。
山岳ポイントを全て獲り今日の仕事は終わった初山が集団に戻り、孫崎のひとり逃げに。
タイム差は2分弱。
スプリント系のチームが先頭に集まりだし徐々にペースアップ。吸収は目前というか中途半端に吸収してカウンター行かれてもやっかいなので生かさず殺さずといったところ。
(炎上案件)
と思ったけどユナイテッドヘルスケアの選手はオルガナイザーのクルマに付いてるのでメカトラ復帰かしら。
この周回はクールに決める野寺さん。
フィニッシュ地点までは登り基調な上にさっきの迂回で完全に脚が終わっているがここまでくればこっちのもの。
よれよれで美濃和紙の里会館にたどり着くと、レースはラストラップへ。
キナンの椿がひとり飛び出しているが差はない。
プロトンもペースは上がるが、まだ組織的に追うチームは無い。
山岳ポイントがフィニッシュ5キロ手前なのでそこでの総攻撃に各チーム備えているところだ。
再び爆音。この音はF-2じゃないぞ!ファントムだ!J79サウンドや~。
岐阜には確か唯一の未改造EJがいたはずだがさすがにそこまで判別は出来ないね。
レースは散発的にアタックがかかるも数少ないスプリントステージを逃してなるものかとスプリンターチームが吸収し集団スプリントへ。
この段階でチームメイトがガッツポーズしてるのが凄すぎる。完全にハマった確信があったのだろう。
その通り圧倒的なスプリントでステージを制したのはチーム右京のジョンアベラストゥリ。
強すぎる。元エウスカルテルのエーススプリンターやからね・・・。
レース直後にクリートの調整をする鈴木譲。なにか気になったから忘れぬうちにといった感じか。
明日からは山岳ステージが始まり、いよいよ総合争いが激化する。
スプリンターが東京まで生き残れるかのサバイバルも・・・。
天気予報では明日は一日雨。慈悲はない。
イラン勢は下りが下手だと昔ゾノさんが言ってた気がしたので日本人的には有利かもしれないが、こちらは自転車で巡るのはあきらめて方がよさそうだ・・・。
ふたたびジムニーを駆り、飯田へ。
明日は第5ステージ。南信州。
写真です。
2017/05/24 TOJ#4 美濃 by (C)offcourseyass
2017-05-26 21:43
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