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湾岸クリテリウム [レース観戦2015]

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あけましておめでとうございます!
いやー湾岸クリテリウム、暑かったですねー!じっとしているだけで汗が噴き出す熱気、熱中症患者も増えているようですよ。ご自愛ください。

南半球の話ではない、ほんのちょっと、7ヶ月ばかり前の話だ。

もはや「更新が遅くなりました」などと言うレベルの話ではない。
むしろ開き直って書いたことを褒めて欲しいくらいだ!
はい、これが終わればシクロクロスのレポートにはいるからね、その頃にはクロスシーズンも終わってそうだけどね。



さて7ヶ月前。急遽全日本MTBが観に行けることにはなったが、さすがにもうシクロクロスまでは行けるレースもないだろう、と思っていたのだが、JBCFの日程と仕事の日程をにらめっこしていたら発見。
7月26日、湾岸クリテリウム。お台場ならば職場から近い。更にこの週末は夜勤だ。うまくすれば見られそうだ。ヴィヴァ!東京!

25日、JBCFの前日には学連のクリテリウムが行われる。夜勤の体内時計調整のため昼過ぎに起きた僕はいったん職場を通り過ぎお台場へ。
実は学連のレースを観るのは初めてである。当然知っている選手もほぼなし。久々にフラットな気持ちで観戦できそうだ。

今から行けばクラス1には間に合うはず。よく知らないけど一番速い人たちのカテゴリっぽい。

あくまで通勤のおまけ観戦ですから・・・とはいえ暑い。正直これを書いている現在当時の気温までは思い出せないが暑かった、はずだ。かんかん照りだし。

早めに着いたのでクラス1の前、女子のレースがスタートするところであった。圧倒的駒澤率!
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スケジュールも押し気味な感じ。出社しなきゃ行けないのであまり押されると困るんですけど・・・まあいい。

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レースはスタート直後から3人が飛び出してこの3人で決まりそう。うーん、女子のレースって感じだ。

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程なくしてその3人の中からアタックが決まり一人旅開始。うーん、女子のレースって感じだ。

コースをぐるりと回ってみる。
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学連のレースとはいえ、湾岸サイクルフェスティバルというイベントの一環でもあるので場内にはサッシャ・栗村両氏の実況が響く。
評価したいポイントは、その実況を伝えるスピーカーがコースの端っこまで等間隔に並べられていることだ。さいたまクリテでも全日本選手権でも出来ていなかった事がこの観客のいない学連のレースで出来ている!
ていうかそのくらい普通の発想だと思うんですけど。

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追走はきつそうな感じ。2対1だぞ!がんばれ!

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快調に逃げる先頭の樫木。樫木??
どっかで聞いたことあると思ったら実業団ではニールプライドで走る樫木祥子ですね。
駒大生だったのか・・・。

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いつの間にやらコース上にいる選手はこの3人のみ。
なおも差を広げる樫木の勝利はまず間違いなさそうだ。

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そのまま独走優勝。ピンボケ御免。
7人しかいないしこの気温だし、行ける!と思った時点で行ったもん勝ち。ですな。

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追走及ばなかった2位パック。
2位は最後に引き離した学習院の吉岡梨沙。

3位に筑波大の當銘幸貴。
完走はこの3人のみというサバイバルレース。あついあつい。


続いてメインレース、ということになるのかクラス1。
コミュニュケでは14時スタートだったが時刻は14時半。
16周24キロ、30分ちょっとで終わるはずだが出勤時刻も迫る。ペース速めで行きましょう。

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出走は19人。短距離でこの気温。こちらも序盤からハイペースなレースになりそうだ。
早速ペースアップは朝日大の鈴木天。ええ、もちろんスタートリストと首っ引きです。
続く順天堂大の選手はおお!唯一知ってる人だ!シクロクロスでもおなじみ重田兼吾。

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アタック合戦が続いておりますがなにぶん7ヶ月前な上に選手が全くわからないので写真でお楽しみください・・・。

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順大の西尾と朝日大の鈴木が積極的な感じ。
特に鈴木は単独参戦にもかかわらず常に前方でペースアップ。いいね!

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何故自転車選手が鎖骨をよく折るのかわかりやすいですね・・・。

こういうあまりシリアスでない落車に立ち会えると心の中で「よし!」と思いますね。正直な所ね・・・。

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後半に入り目立ってきたのはメガネが特徴的な東北学院大の猿田匠。

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ということであっという間にラスト2周。
ここまで決まった逃げは全て単騎。強引に逃げ切れるほどの選手はいなかったようで、ゴールスプリントへ向け集団はひとつに。

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うねる集団!

ラストラップのバックストレート。
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先頭を牽いていた順大西尾の影から飛び出したのはメガネのアイツだ!

東北学院大の猿田、なんとそのまま逃げ切り優勝。
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しかもフレチャポーズ!いいぞ!好感度上がりまくりだぞ!

U23全日本の時も思ったけどこの全力でもがく集団を尻目に悠々とガッツポーズって最高にかっこいいよな。

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2位争いのスプリントはコラッジョ川西の下島将輝。次いで明大の小林和希。
そう、コラッジョとかベルマーレとかちょいちょいクラブチームの選手も混じっていたのであった。大学じゃなくても走れるんですね。

スケジュールが押したのでそそくさと出勤。
明日は起きれたらJBCFのレースを観に来ます。何事も起きずに終わりますように・・・。



・・・・・。



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はい!
ということで何事も起きなかったので来ました!
なんで野寺さんが死にそうな顔をしているかって言うと、この日はガールズケイリンVSジャパンレジェンドと称して野寺さんとか安原さんとかが走るレースがあったんだって。
野寺さんはガチ走りで優勝したんだって。
そんで熱中症になって死にかけてるのが上記の写真になります・・・。

この気候でおじさん達に無理をさせないように・・・。

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しかし安原さんは比較的涼しい顔をしているのでマジになった野寺さんサイドにも問題があるのではないか。
これは「ボスのために!」とマトリックスの選手がシマノに対抗心を燃やす熱い展開があるのか!

ぼくはないと思います。


で、僕はと言うとその面白そうなレースに間に合う時間にはとうてい起きれなかったのであります。


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コース上では女子のレースの真っ最中。
先頭を逃げているのはまたもや樫木祥子。今日はニールプライド!

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そのまま合田とのスプリントを制し連日の2連勝達成。つよい。

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1分ほど差を付けられた3位グループは竹芝の古田が獲る。


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約5分後の14時35分。すぐにP1の決勝がスタート。

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先頭は日本チャンピオンジャージの窪木一茂!僕は初お目見えです!
去年佐野さんのジャージを初めて見たのもここだった気がする。クリテリウムということで当然優勝候補でもあります。

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まずはブリッツェン堀を先頭にレーススタート。

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何回も書いてるけど個人的ルビーレッドジャージが似合う男ナンバーワンの畑中勇介!!久々にレース中に着用している姿を見ました!

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レースは様子見アタックが続く中、アベタカを中心とした逃げが決まりそうな感じに。


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そのまま10人ほどの先頭集団が形成。
ここにアベタカ、イナーメ中村、キナンロイック、マトリックスホセ、ブラーゼン佐野、右京土井、シマノ木村などかなり強力なメンバーが集まる。
有力チームがほぼほぼ入った上にこの気温と距離。決まったんちゃうか。

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メイン集団では逃げに入れなかった右京窪木が自らペースアップ。アベタカ、堀というスプリントになったら厳しいメンバーを入れてしまったブリッツェンもコントロールを始める。

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しかし徐々に差は広がり始める。これは決まるパターンに入ったっぽい。
正直この展開になり取り残されたブリッツェンのペースアップが実ったところを見たことがない気がする・・・。
が、今日はこのあと目の覚めるような気迫の追走を目にすることとなる。


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中盤に入り、数名がこぼれ落ちるも逃げ切りが濃厚となってきた先頭集団からひとりの選手が飛び出す。
中村龍太郎。
6月に誰も予想だにしなかった全日本タイトルを手にしたTTチャンピオンだ。

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中村の後ろからはホセを中心に追走開始。


そして1分近く差が開き始めたメイン集団ではブリッツェンが本格的に前へ。
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先頭を牽くのは城田大和。

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ホセらが牽いていた追走集団からはロイックが単独で中村の追走を開始。

タイム差を30秒ほどに詰めてきたメイン集団。
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見よ!城田のこの鬼牽き。共に先頭を牽いていた鈴木真理が力尽きてからは先頭固定。
この灼熱地獄の中で、だ。


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次の周回でロイックが中村に追いつき先頭は2人に。ふたりとも独走力はあるがスプリントになればロイックが有利か。


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その後ろでは追走集団が吸収。レース先頭2人とメイン集団という構図に。
城田はまだ行く。

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残り3周に入るところで、ここ3~4周メイン集団を牽き続けた城田大和はついに後ろへ。
しかし代わりに牽く選手は現れずにメイン集団は横に広がる。
先頭との差はまだ30秒ある。ここで捕まえきらなければ逃げ切りは濃厚になってしまうが・・・。

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この一瞬の隙を逃さなかったのはシマノのキャプテン入部正太朗。単独で飛び出し前の2人を追う。

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この動きで再びメイン集団は活性化。

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ここで増田が声をかけるやいなや猛然と踏み始める城田。
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まだ行くのか!なんという走りだ。
最後の力を振り絞り三度先頭へ。もう興奮してしまってカメラもぶれぶれである。


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残り2周に入るところ。
コントロールライン手前のわずかな登りを利用して先に仕掛けたのはロイック。
このアタックに中村は対応できずに離されてしまう。

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その後ろ、メイン集団を引っ張るのは右京の平井とそして城田。

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しかし懸命の牽きもロイックとの差は縮まらない。

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中村、入部も全開で前を追う。


そしてメイン集団。
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レース後半はほとんど先頭にいたはずだ。
一旦下がってもなお引き続けたブリッツェンの城田大和がついに力尽きる。

後ろのメンバーを見て欲しい。
窪木、増田、ホセ、アイラン、土井、畑中。
ほぼ全員がエース各。あれだけ先頭を牽いてなお、一番最後まで残ったアシストは城田であった。
しかし、全てを託したその集団にブリッツェンでスプリントを担当するべき選手の姿は無い・・・。



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先頭のロイックがラストラップへ。
のこり1.4キロ、中村とのタイム差はわずかに5秒。しかしこの差が埋まらずにここまで来てしまった。中村にとっては長い長い5秒。

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こちらも単独での追走を続ける入部が3番手でラストラップへ。
タイム差は10秒以上。追いつくのは厳しいが、このまま行けば3位は堅い。


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メイン集団では4位争いのスプリントへ向けての位置取りが始まり、先頭を追う動きは無くなった。



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結局そのままロイックが逃げ切り先頭でゴール。
スプリントでも有利かと思われたが、先に仕掛けての逃げ切り。中村のスプリント力がわからなかったので早めに仕掛けたようだ。

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早い段階でレースをリードした中村が2位でゴール。敗れたとはいえこの展開を作ったのは間違いなく彼のアタックであった。

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メイン集団が緩んだタイミングを逃さず飛び出した入部が3位でゴール。
飛び出すタイミングは素晴らしかったが少し先頭との差がありすぎた。しかし、あれ以上先頭とメイン集団とのタイム差が詰まったタイミングもなかったので、今日は逃げの日だったということ。

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城田らの必死の追走も実らず、4位を争うこととなったメイン集団の頭はキナン野中。
右京の最高位は畑中の6位。ブリッツェンは譲の9位と両チーム共に残念ながらアシストが報われない結果となってしまった。

171
その城田は1分30秒遅れで完走。


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ちょっと今日の城田大和は並大抵のアシストではなかった。
特にラスト3周。もう一度先頭へ上がっていった所はシビれたね。まだ行くか。まだ行けんのか。
最終的に結果に結びつかなかったのは残念だけれども、アシストが報われる事の方が少ないのがロードレース。
今日の姿を見て奮起しないチームメイトはいないだろう。そうして高めあっていくのだ。

2016シーズンはエカーズに移籍し海外挑戦する城田大和。
この走りを見てしまったからには期待せざるを得ない。



180
逃げ切り濃厚だった先頭集団からひとり飛び出すのはかなり勇気のいる決断だったはずだ。
2位にはなったもののレースを作った中村龍太郎。TTチャンプに恥じない走りであった。

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追走集団の隙を逃さず先頭に追いつき、そのままアタックしたロイック。
キナンにJPT初優勝をもたらした。
残念ながら契約更新はならなかったので、2016年2月時点で日本最後の勝利になってしまった。



レース後15分で退散。今日もまた夜勤が始まる・・・。
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東京テレポートの駅へ向かうと、大荷物を背負ったベルマーレの監督が追い越していく。
今日はツールドフランス最終ステージ。Jスポーツの解説は宮澤崇史。

彼もまた夜勤・・・。



写真です。



2015/07/25 湾岸クリテ:学連女子、クラス1
2015/07/25 湾岸クリテ:学連女子、クラス1 by (C)offcourseyass





2015/07/26 JBCF湾岸クリテ
2015/07/26 JBCF湾岸クリテ by (C)offcourseyass

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