野辺山シクロクロスに行ってきたよ [レース観戦2011]
11月28日野辺山の滝沢牧場で行われた、
野辺山シクロクロス2011
に行ってきました。
どうもここ数年シクロクロスが(主に関西方面で)盛り上がっているらしい。
いろいろと噂は聞いていたし、競技自体も面白いので是非見てみたいと思っていた。一応埼玉にもGPミストラルという関東ではでかい大会があるのだが、そこまで有名選手が走ることも無いので、基本的にミーハーな僕はなかなか重い腰を上げれずにいた。
しかし、今回2年目を迎える野辺山クロスはUCIレースとしての開催。トップ選手が来ないわけがない。
ということで、去年の野辺山クロスが終わってからというものずーっと楽しみにしていたのだ。
果たして国内のトップ選手が集結した野辺山。
全日本9連覇中、辻浦“王者”圭一。
日本シクロクロス界の生き字引、小坂“中年の星”正則。
その息子、宇都宮ブリッツェン所属、小坂“打倒親父”
チームトレック時代からこっそり応援していた、竹之内“ベルギーで揉まれた”悠。
京都マッサフォーカス、丸山“日本代表”厚。
MTBクロスカントリー全日本3連覇中(U23から数えて6連覇)、山本“オリンピック代表”幸平。
宇都宮ブリッツェン、辻“Zenko”善光。
Jプロツアー2連覇、シマノレーシング、畑中“オレ⑧”勇介。
長野のイタリア人こと、宮澤“来期はサクソバンク”崇史。
さらに、海外からの招待選手も走るなど、豪華絢爛なメンバー。始めは土井“ブエルタ完走”雪広も出走予定だった。
このほか、下のクラスにも知ってる名前がちょいちょいと。
ローローローローローロー カウジー
ローローローローローロー カウジー
ローローローローローロー カウジー
ローローローローローロー カウジー ロー
※新しい携帯のカメラがちょいとしたコンデジ並なのでいつもより画質が増しております。
メインは13時半からのUCIレースなのでゆっくり目に家を出る。南アルプスを望みながら会場に着いたのは10時前。
!!!
滝沢牧場の駐車場はすでに満車。牧場へ続く道への路駐となる・・・。レースを観に来て駐車場が無いなんて初めて(ジャパンカップは除く)・・・・。スゴイ。
会場まで数百メートル。近づくたびがらぱさんの声が大きくなる。
道はクルマでびっしり。会場正面の駐車場も満車である。
牧場に入り最初に目につくのは立体交差。
鳴り響くカウベル。皆笑顔だ。
会場の雰囲気が素晴らしい。オーガナイザーの「なんとしてでも楽しんでいって貰おう!」という心意気がひしひしと伝わってくる。
これはロードレースには全くない感覚。観戦者が歓迎される雰囲気に慣れてない(笑)ので、新鮮。
石川ロードや松川ロードなど「地元の歓迎」(特に石川!)を感じることはあるが、「主催者の歓迎」とはまた別のお話。
標高1700メートルの野辺山ということで、極寒を覚悟して行ったが、ぽかぽか陽気で日中は着込んでいると暑いほど。これもありがたく、会場の雰囲気とも相まって実に暖かいイベントとなっている。
行く前から噂になっていたベルギービールとフリッツ。ビールはどうしようか迷った結果飲まなかったが、フリッツはいただいた。
揚げたてでおいしい!
が、まあただのフライドポテトっちゃーフライドポテトだ・・・。
そうです。しかも出店の食い物がみんなうまそうなのです。
知識として知っているシケインや、泥区間、ピットも初めて観る。
ここは乗って行く人と担ぐ人が半々くらいか。こんなにも泥が詰まるものなのか・・・。ピットワークも見れたが、C1などはホントに早い。いつバイク交換したのかわからないほど。
この先のコーナーでみんなこけるこける。いいぞもっとこけろ!
ただ、非常に残念ながら午後にはすっかり乾いてしまった。UCIレースの前に水をまき直す心意気(?)が欲しかった。
さて、昼からはある意味メインイベント。シングルスピードクラスがスタートする。
その名の通りシングルスピードのバイクのみのクラスなのだが、何故か。何故かコスプレ大会のになってしまっているクラスなのだ。
スタート地点によくわからないモノ達が続々と集まってくる。ちなみに完全にマジな人も出てるので凄くシュールです。
一周目、先頭でシケインに飛び込んできたのはスク水。
レース中、そしてレース後日のツイッターなどでもスク水の話題で持ちきりである。
野辺山クロス=スク水状態。
レーパン焼けとたくましい脚がエロい!!うむ!
シケインを越える時にピラッ、てなるのがせくしーだ!!うむ!
窒息死しそうになったのか、後半は顔を露出させていた。
サンタは子供たちにお菓子配り始めるし。
「俺の名はルパン三世。かの名高き怪盗ルパンの孫だ。世界中の警察が俺に血眼。とっころがこれが捕まらないんだな~。ま、自分で言うのもなんだけど、神出鬼没の大泥棒。それがこの俺、ルパン三世だ(山田康雄ヴォイスで読もう)」
ルパンさんバテバテですな。
懐かしいなHG。左奥の少年の冷めた目がたまらん。
コースが見えていないようだったが大丈夫かジャージャーサンタ。
最後の方は口から液体が漏れていたのだが大丈夫だったのだろうかジャージャーサンタ。
カ オ ス 。
僕が一番気に入ったのは、撮ってないんだけど、最下位のアメリカンなコスプレしてた人がジャージの前を閉めてからガッツポーズしたとこ。
この小ネタに噴いた。
彼は絶対に閉めるために開けていたに違いない!!
カオスなレースのあとはメインイベントのUCIレース。マジな戦い。いやさっきもマジだったんだろうけど。
てかシングルスピードがメインだったのか?
スタート前にはUCIポイント上位の選手達が前列に呼ばれる。知ってる名前ばかりやあ。
左端の方にいる新婚ほやほやの人が奥様にウインドブレーカーを渡しているのが写ってますね。
そして短パーニさん薄着っ!!!
カウントが始まり、高まる緊張感の中、スタート!!
新婚ほやほやの人がずいぶん遅れているのが写っているが、これにはこういうワケがあったらしい。確かに、ん?早い?とは思った。
シクロクロスはかなりスタートが重要な競技の上、ロードレーサーの彼はシクロクロスのテクニックではどうしても劣る。これは痛い。
さっきのカオスが嘘のようなカッコイイシケイン。
先頭は初めは山本幸平。その後ろに辻浦と竹之内のパック(シクロクロスでは集団のこと?をこう言うらしい)。
その後は竹之内が単独先頭。それを追う辻浦、少し遅れて山本幸平。
チャンピオンジャージはカッコイイですやはり。
ロード選手では、宮澤“サクソバンク”崇史がじわじわと上がってくる。
それと共に辻“Zenko”善光も。
小坂“打倒親父”光はメカトラか調子が悪いのかいまいち乗れていない(ように見えた)。
先頭はいつの間にか竹之内辻浦のパックに。後ろとの差は開く一方。
後ろではやはり小坂“中年の星”正則への声援が一際大きい。すごいもんなあ小坂(父)。
残念ながら勝負に絡むポジションにはいれないが、時折笑顔のような表情も覗かせていた畑中。
立体交差で「畑中がんばれー!!」と声をかけると「うぇーい」と返してくれた。
レース後、「意外と踏めるところが少なかった」と言っていたが、楽しそうに走っているように見えた。
ロード選手では、宮澤がさすが早い。
徐々に順位を上げてきて、小坂(息子)に迫る勢い。
立体交差の越え方にもいろいろある。飛ばさずに登っていく人、一段とばしの人。
しかしきつそうだねえ。
レースも残り僅か。最終周まで先頭は二人。どちらが勝つのか。やはり王者辻浦か。
しかし、竹之内アタックの報が!
辻浦を引き離し、単独先頭に躍り出る!
そのまま単独でゴール!!
力強いガッツポーズでゴール。ゴールシーンはいいものです。
表彰台ではカウベルが贈られる。
2位の辻浦ハッキリ言ってぶすっとしてました。笑
いやーおもしろい!!
シクロクロスおもしろい!
これはシクロクロスも面白いが、「野辺山シクロクロス」が面白い!というのもあると思う。他のクロスを見たことがない癖にこんな事言うのはアレかもしれないけど。
でも、主催者の気概が伝わってくるイベントだと思う。これは続くよ。きっと。
シーズンの最後に素晴らしいレースに行けてとても満足。来年も絶対来ます。出るかどうかはわかりませんが・・・。
では。
2011-12-01 01:30
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